肩甲骨は骨盤と一緒に動かす事が大事!?

人間の体で
四肢を除いた胴体の部分を体幹と呼んでいます。

その体幹部の

背中側に付いている肩甲骨は
体幹ではなく
腕の一部として定義づけられています。
ですので
肩甲骨は、
体幹部の後ろをスライドして動く腕
であると言えます。

このような腕を
肩の関節から動かした場合は、
主に働くのが
肩の筋肉
三角筋になりますが
腕を
肩より肩甲骨から動かした場合は
胸や背中などの大きな筋肉が働きます。

例えば
肩甲骨を寄せる
”内転”の動きであれば
背中の筋肉が連動して動く為
骨盤の後方に不着する筋肉が収縮して

骨盤が前傾する方向に動きます。
(骨盤の後傾は腹筋群の収縮、体の前面が収縮します)

体幹の安定という意味では
腹横筋等のインナーマッスルの収縮は大事ですが、
必要以上に腹筋群を収縮させてしまっては
背中を使う際の
自然な骨盤の前傾を妨げてしまいます。
それは背中の十分な力発揮を妨げてしまうという事です。
ですので
肩甲骨を柔軟に動かす為には
それに連動した骨盤の動きが不可欠です。

同じことが骨盤にも言えます。
骨盤の自由な動きはも
動きの中でのバランスをとる際に大切になります。

人間の体の重さがある場所、中心と言えるのが骨盤だからです。
ですので、不安定な体を安定させる際に
力んでしまって
肩関節で固めてしまうと肩甲骨を柔軟に動かすことができなくなってしまいます。
基本的に骨盤と肩甲骨は連動して動かす事を常に意識しておきましょう。

 
 
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