ウエイトトレーニングと自重トレーニングの一番の違いとは?!
皆さんはこの違い、どんな所にあると思いますか?
自重トレーニング(自分の体の重さを負荷にして行うトレーニングの事)では物足りなくなって、バーベルやダンベル、マシンでのウエイトトレーニングに移行した。
とか
軽いダンベルやマシンのトレーニングから初めて、そこから腕立て伏せなどの自重トレーニングに進んで行った。
という方は多いと思います。
負荷の違いがあるだけと思われがちですが、
一般的なウエイトトレーニングの多くと、自重トレーニングには、決定的に違う所があります。
それは、
ダンベル、バーベル等のウエイトを(重さ)の方を動かすのか、
それとも
自分自身を動かすのか
の違いです。
胸のトレーニングとして行う腕立て伏せ(プッシュアップ)は、自分の体の方を動かしますが、バーベルで行うベンチプレスはウエイトの方を動かします。
懸垂なども同じ事が言えます。
自分の体の方に引きつける事で、背中の筋肉や力こぶの筋肉を鍛えますが、
ラットプルダウンのマシンはバー等を下に降ろし自分の方へ引きつける事で背中を鍛えます。
(ダンベル、バーベルスクワットは自分の体を動かすので例外もあります。レッグプレスは脚でプレートを押すのでウエイトの方を動かします。)
一見、負荷の違いだけで同じような事だと思われがちですが、体の動かし方は違うという事です。
また、それに伴う神経の働き方も違います。
あなたのトレーニングの目的が、
見た目を変える事であるなら、違いをさほど意識する必要はありませんが、
機能性を上げる事が目的なら、この違いをはっきり意識する事が大切です。
自分の体を移動させコントロールする筋力を身に付ける事が大切だと思うなら、自重トレーニングがより重要になりますし、
重い物を持てる筋力が大事だと思うならマシンや、ウエイトのトレーニングが重要です。
(高重量トレーニングの多くは自分の重心は動かさないので、その場に居着く動きになります。スポーツの動作の多くは骨盤を高速移動、高速回転させる事が多いので、その点注意が必要です。ウエイトトレーニングをあまり好まないアスリートがいますが、この辺りに理由があります。)
トレーニングは目的に合わせて選んで行いましょう!
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