体幹トレーニングで肩を下げる意味とは?!

よく、スポーツや武道の世界で

肩を下げなさい

と言われる事がありますが

何故でしょうか?

それは、
肩が上がっていると、体幹と腕が分離してしまうからです。

分離というのは
腕立て伏せや懸垂が、胸、背中などの体幹の筋肉に力が入らず、
腕や肩しか使えないという事です。

緊張などで腕に力みがあると、つい肩が上がりやすいものですが、

その為にも、先ずは肩を下げる為のコツを知る事が大切です。

例えば、
腕立て伏せ(プッシュアップ)の場合、
主に押す動作で使われる大きい筋肉、大胸筋を使いたい所。

しかし、手を床につけた時に力みがあると、肩と腕に力が入り過ぎてしまい、上手く胸の筋肉を使えません。
そのまま腕立て伏せを始めても、腕の筋肉のトレーニングにしかならない事が良くあります。

そこで大事になるのが腹筋です。
腹直筋に力を入れる事は、繋がりのある大胸筋を収縮させる事になります。

特に、大胸筋は鎖骨に付着している為、腹筋に引っ張られて肩を下げる事が出来ます。

腹筋を意識する事で、腕立て伏せの基本姿勢が、
腕ではなく、お腹と胸で支えている感覚がつかめます。

懸垂の場合は、腕が伸びきった所からスタートをしなければいけないので難しいですが、

体幹を使うためには、先ずは上がった肩を下げる事が大切になります。

体を反らせて背中で懸垂を行うのであれば、先ずは骨盤を前傾させる事で、腕の付け根と繋がる広背筋が収縮し肩を下げる事が出来ます。

体を丸めて行う懸垂は、
主に胸とお腹の筋肉を使うので、腕立てと同じように腹筋の力で骨盤を後傾させ、鎖骨を下げて胸と繋げます。

体の前面にある胸、
背面にある背中、
どちらも骨盤と筋肉で繋がっている為、明確に骨盤の向きを定めることが肩を下げる事に繋がります。

肩を下げて、体幹の筋肉を上手く使っていきましょう。

 


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