筋肉増量の為の食事とダイエットの為の食事、その違いとは?!

筋肉量を増やす食事というのは
本来太る事であり、
体重を増やすつもりで食べる事によって、筋肉量も増えて行きます

※ここでは、筋力がついた、筋肉の密度が上がった、
ではなく、目に見えて体を大きくしたい場合の話です。

この場合、体脂肪も増えてしまう覚悟のうえで食事を多く摂る必要があります。
(そもそもの摂取カロリーが足らなくては筋肉は大きくなりません。)

よく、筋肉量を増やしながら、体脂肪を落としたいと考える方が見えますが、

それは
太ろうとしながら
痩せようとする
ようなもの。

体の仕組みとしては、
それは難しいです。

出来る事は
出来るだけ脂肪を増やさないようにしながら筋肉を増やす事
または
出来るだけ筋肉を減らさないようにしながら、脂肪を落とす事
です。
(筋肉がついて、結果的に体脂肪が減る事はあります。ダイエット目的の筋トレは筋力を上げ、筋肉の密度を上げるためであり、キロ単位の筋肉を増やす事は増量、すなわち太る事です。)

筋肉の為に心がけたいのは

●エネルギーがマイナスにならないようにカロリーをオーバーさせる事。
●筋肉が大きくなるだけのタンパク質を摂る事。

●食事回数は増やす事。
(筋肉の合成で考えれば
3時間毎にタンパク質を摂取しても良いです。)

この3つは重要です。

次にダイエットの食事ですが
基本的には
その逆の事を行います。

●カロリーはマイナスに
(糖質制限をしていてもカロリーが明らかにオーバーしていては痩せるに至りません。)

●食事回数は減らす
(少量の食事で回数を増やすダイエットもありますが、
回数を減らし空腹時間を長くとる事が脂肪分解ホルモンの分泌を活発にします。)

ただ、
タンパク質の摂取はカロリーオーバーしない程度に増やした方が良いです。

なぜなら、ダイエットで減らしたいのは脂肪であって
筋肉ではないからです。

ダイエットの食事は、脂肪も筋肉も落ちやすい為、タンパク質の摂取は適量増やすと良いです。
減らし過ぎは筋肉量の減少を招き、基礎代謝を落とします。
それでは痩せにくい体になってしまいます。

タンパク質の摂取は代謝を高める為、

それによって摂取カロリーが増えても
結果的に消費カロリーが上がります。

このあたり目的によっての違いを理解して、日々の食事を送りましょう。