事前に行うエクササイズでトレーニングの質が変わる?

例えば
プッシュアップ（腕立て伏せ）を行う際、
体幹の筋肉、特に胸の筋肉を使いたいのに、

どうしても腕の力ばかりに頼ってしまうような事があります。

この場合
プッシュアップを
肘を伸ばして上がる

という意識が高すぎる事が考えられます。
肘を伸ばす為の筋肉は、力こぶの裏側の筋肉の上腕三頭筋です。
力こぶの筋肉である上腕二頭筋は、脇の下の前側の大胸筋と繋がるのに対して、
上腕三頭筋は脇の下の裏側、広背筋と繋がる筋肉です。
肘を伸ばして上がる
このような意識を持つほど背中側の筋肉が反応してしまい、
お腹、胸の筋肉に力が入れにくくなってしまいます。

そこで

プッシュアップを行う前に

胸の前で手と手を押し合う、
または

ボールなどを潰す
エクササイズがオススメです。
このエクササイズは
肘を曲げ伸ばしすることなく、
腕の付け根を動かす事ができるので、大胸筋に力を入れやすくなります。
その際、肩の関節より肩甲骨から腕を動かす事で、
大胸筋だけでなく、
腹直筋や腹斜筋、前鋸筋など
プッシュアップに関わる体幹の筋肉をしっかり働かせる事ができます。
体は直前に行ったエクササイズで
神経が活性化され、その感覚が残っている為、
その後に行うプッシュアップが腕に頼りすぎない、体幹を使ったものになります。
スクワットなどの場合も
しゃがむ動作がひざの筋肉に頼りすぎていて、上手くお尻の筋肉を使えていないのであれば、
事前に股関節のエクササイズを入れると良いです。

ポイントは
動きの中での主働筋（メインとなる筋肉）
がどの筋肉なのかを把握して
その筋肉、または関節を活性化させる事です。

これだけで、上手く出来なかった動き、使えなかった筋肉も
使えるようになります。

 
 
 
 
 

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