良い動きには、必要以上に筋力を使わない事が大事?!

 
日常生活で重いものを扱ったり、
スポーツの動作スピードを上げたい時などは
筋肉に強い力を入れますが、
力の入れ過ぎはむしろ、デメリットがあります。
考えられる事としては
力み過ぎは、大きい筋肉を動かしにくくしてしまう事や
動きのスピードを落としてしまう事
などがあります。
日常の動作で重いものを持つ時に
必要以上に力を入れてしまっては
骨盤や肩甲骨が極端に固まってしまい、
それによって股関節の動きも妨げてしまいます。
 
良い動きの考え方として
主働筋(その動きで主に働く筋肉の事)には力を入れ、
拮抗筋(その動きと反対の役割の筋肉の事)には余分な力を入れない事
がありますが
例えば
右に進みたいのであれば
左に進む為の筋肉は力ができるだけで抜けていることが望ましいです。
そうでないと動きがぎこちなくなるからです。
また
骨盤、肩甲骨、股関節の動きは
大きな筋肉を動かします。
そこが動きにくくなると
それ以外の関節の動きしか
しにくくなるので
小さい筋肉の負担が高くなってしまいます。
この場合
大事なのは楽に軽く持てる位置を探るような意識です。
必要以上に力を入れてはいけません。
 
また
スポーツの動作では特に
絶妙な筋肉の連動が不可欠です。
必要以上な筋肉の力は
連動のタイミングがずれて
動きの途中でブレーキをかかってしまい、
スピードを上げるつもりが結果的に
全体としてのスピードを落としてしまいます。
これらは
力の入れすぎによる弊害だと言えます。
いざという時の為にもトレーニングで筋力の高い体を作っておく事は大切ですが
実際の動きでは、必要以上に筋力を使わない事が機能的な体の使い方だと言えます。

 
 
 
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